<クローズアップ> 進化する次世代カーエレ、自動車メーカー各社は燃費と並ぶウリに(1)

 大手自動車メーカー各社が、低燃費車を相次ぎ投入するなかで、目立たぬながらも急速に進化しているのが、ナビゲーションなどのインパネ周りだ。この数年で発売された新型車では交通情報などの配信や、バックビューモニターを含めて快適な運転をサポートする機能を運転席から集中的にコントロールすることが可能になっており、これらシステムをOEM供給するカーレクトロニクスメーカーの重要度が高まっている。これと並行する形で、既存車種に取り付け可能な市販品の性能も急速に進化しており、カーエレクトロニクス各社の取り組みに注目が集まっている。

 自動車メーカー各社は、ハイブリッド車を筆頭に、低燃費性能を全面的に売り出しているが、その一方で開発の取り組みを強化しているのが、運転席周辺のカーレクトロニクスと呼ばれる分野だ。

 ひと昔なら、オーディオのみだったが、その後、ナビゲーションシステムの搭載が急速に進み、現在では地図情報の表示のみならず、店舗など周辺の地域情報や渋滞情報、さらにはスマートフォンとの連携やバックビューモニターなどの運転支援機能も盛り込み機能が高度化している。

 自動車メーカーにとっては、走行性能や燃費性能だけではなく、車内の様々な機能をコントロールして、快適な運転を可能にすることでも差別化を図っており、今後、燃費向上が限界に近づけば、これらカーエレの性能向上への追求が一段と進むことになりそうだ。

 そのような状況下、OEMで自動車メーカーをサポートするカーエレメーカーの技術力が欠くことのできない存在になっている。OEMで培った技術力を市販品でも生かしており、既存のナビゲーションシステムが飽和状態になるなかで、最新の機能を盛り込んだ新型のカーエレクトロニクス製品への消費者の関心も高まっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)