<動意株・20日>(大引け)=帝国電、ルツボ、郷鉄工など

 帝国電機製作所<6333.T>=大幅高。キャンド(無漏洩)ポンプ最大手でLPGタンクからの移送用に使用されるLPG用地上設置モータポンプや地下に埋設するLPGタンクの送液に使用されるLPG用液中形モータポンプなども手掛けていることから、北米からのシェールガス輸入に絡む受注拡大期待で見直す動きとなっている。国内では、原発の再稼働が進まないことから、LNGへの依存度は今後も高まりそうで、設備面で同社のビジネスチャンスは大きそうだ。

 日本坩堝<5355.T>=ストップ高。中堅耐火物メーカーで、直近の会社四季報に「低レベル放射性廃棄物処理用や省エネ型縦溝付きなど市場開拓推進」と同社のルツボ事業についての記載があることから、除染関連の一角と位置付ける動きもあるようだ。週足ベースで150円近辺のフシ目を払ったことで、新展開入りのチャート形状となった。

 郷鉄工所<6397.T>=一時ストップ高。破砕・粉砕機を主力にしていることから、2020年の東京五輪開催へ向けて首都圏で高まるインフラ整備の関連銘柄として人気が波及している。道路橋や歩道橋、水管橋を中心に、工場製作から架設工事まで一貫して行なうなど橋梁分野でも強みを有しており、耐震補強などにも絡んで受注拡大期待は高い。

 ジャパンパイル<5288.T>=急伸、1100円台目前まで買われ年初来高値を更新した。「国土強靭化」の政策テーマを背景にコンクリート構造物全般への補修需要が追い風となっているほか、建設現場の省力化・省人化ニーズを背景にコンクリート二次製品需要が増勢で、業績拡大期待につながっている。同社では採算性の高い中小型案件向けにコンクリートパイルの引き合いが旺盛となっている。今3月期営業利益31億円は増額修正濃厚との見方が強い。

 セイコーエプソン<6724.T>=大幅高で年初来高値を更新。欧州景気の回復機運が強まっており、同市場に強いエプソンに再評価機運が強まっている。19日の外国為替市場では一時、1ユーロ=134円94銭と2009年11月以来、約3年10カ月ぶりの円安・ユーロ高を記録。エプソンの想定為替レートは、1ユーロ=120円に置かれており、業績面の追い風になるとみられている。タッチパネル液晶や水晶デバイスなどを手掛け、アップルのiPhoneなどに関係するスマートフォン関連株としての側面も注目されている。

 日本コンベヤ<6375.T>=ストップ高。前日大口の買いを契機に人気化したが、値動きの軽さに着目した短期資金の流入が続いている。JR東海<9022.T>は18日、東京・品川~名古屋間で2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の環境影響評価(アセスメント)準備書を公表し、その中で詳細な走行ルートと中間駅の所在地などを明らかにした。これを受けて前日の東京株式市場はリニア新幹線建設に関連する銘柄が一斉人気となったが、同社株もその一角。土砂運搬用の大型コンベヤに特需が見込まれるとの思惑が人気化の発端となった。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)