外国語ビジネス、東京五輪開催で需要増観測も

為替次第で1万5000円台へ、個別株物色ニーズは旺盛
 FOMCでの量的緩和の縮小が先送りされたことで、流動性が確保されたことに対する安心感が引き続き反映されそうだ。目先は高値警戒感もあり戻り売り圧力が顕在化する可能性もあるが、日米ともに低金利環境にあることは株式市場にとって心地が良く、売買代金増勢と相まって上値を追いやすい。

 仮に外国為替市場で1ドル=100円を突破する円安展開となれば日経平均は早々に1万5000円大台乗せを実現する展開が想定される。一方、99円台を大きく割り込む円高方向に振れるようであれば主力株を中心に上値が重く、いったん1万4500円を割り込む調整が考えられる。ただ、そのケースでも個別株の物色ニーズは旺盛で、全体指数にかかわらず五輪関連を軸とした短期資金主導の中低位材料株相場が繰り広げられそうだ。
五輪銘柄がここにも!?
 東京五輪の開催にも絡み、外国語関連ビジネスが関心を集めている。ビジネス環境のグローバル化で英語を中心とする語学力が求められていることに加え、2020年の東京五輪に向けた訪日外国人の増加で外国語関連需要は一段と拡大することが予想されている。

 英語を中心とする外国語関連ビジネスには、英会話などの外国語学校の運営のほか翻訳、通訳案内士の派遣などがある。

 経済産業省が発表している特定サービス産業動態統計調査によれば、外国語教室の市場規模は、2007年~10年にかけ4年連続でマイナス成長だった。

 学費が前払い方式だった英会話学校NOVAの経営破綻やリーマン・ショック後の不景気などが、市場の足を引っ張った。ただ、楽天<4755>の「英語公用語化」の宣言などもあり、11年以降は底打ち基調にある。

 関連銘柄ではベネッセホールディングス<9783>は傘下に英会話最大手「べルリッツ・ジャパン」を持つほか、ニチイ学館<9792>も英会話大手「GABA」を子会社化している。リソー教育<4714>や栄光ホールディングス<6053>も英会話事業を展開している。

 また、翻訳大手の翻訳センター<2483>や観光絡みの通訳案内士の派遣などを手掛けるヒト・コミュニケーションズ<3654>も市場の注目を集めている。

◆主な外国語ビジネス関連企業

ベネッセHD<9783> 傘下に英会話最大手「ベルリッツ・ジャパン」
ニチイ学館<9792>  子会社に英会話教室大手「GABA」
リソー教育<4714>  英語教室「インターTOMAS」展開
栄光HD<6053>   「シェーン英会話」を展開
ニフコ<7988>    傘下に英字新聞「ジャパンタイムズ」
翻訳センター<2483> 翻訳大手。通訳事業も進出
ヒトコム<3654>   観光絡みで通訳案内士の派遣