<クローズアップ> 「不動産株相場」新ステージへ、倉庫や流動化関連など注目(2)

 大手不動産株は、日銀の金融緩和期待を背景に、今年4月に高値をつけた後、半年近くにわたり調整局面となっている。三井不動産<8801.T>の場合、4月12日に3610円高値をつけた後に下押したが、ここ戻り歩調を強め年初来高値更新が目前に迫っている。

 米量的緩和の縮小開始が目先見送られ、低金利状態が続くとの期待が膨らんでいることも、不動産株には追い風となっている。今後は秋口にかけ、安倍内閣の成長戦略で「国家戦略特区」が指定され、同地域の開発構想が不動産株を押し上げそうだ。

 秋口以降の新ステージでは、三井不や三菱地所<8802.T>や住友不動産<8830.T>といった大手不動産株に加え、東京を中心とする含み資産株や倉庫株、それに土地流動化などの中小型の不動産関連株が物色されそうだ。

 不動産関連事業のヒューリック<3003.T>や常和ホールディングス<3258.T>、都内に土地を持つ不動産株ではテーオーシー<8841.T>や東京楽天地<8842.T>、含み資産関連の東京都競馬<9672.T>、よみうりランド<9671.T>、東洋埠頭<9351.T>、東海運<9380.T>など。それに倉庫の三井倉庫<9302.T>、ヤマタネ<9305.T>

 加えて、不動産流動化でケネディクス<4321.T>やトーセイ<8923.T>、いちごホールディングス<2337.T>など注目される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)