材料・テクニカルの両面から上値は重そう=外為どっとコム総研 川畑琢也

材料・テクニカルの両面から上値は重そう
昨日、米金融当局者からの債券購入ペースの維持を示唆する発言を受けて米長期金利が低下すると、ドル/円は一時19日陽線実体部の1/2戻し(98.69円)付近まで下落した他、20日移動平均線(昨日は99.05円)を割り込んで終えた。足下でくすぶる米債務上限引き上げ問題もまた、金利低下に拍車をかけた。

材料面では米債務上限問題が懸念材料となりつつある他、テクニカル面では20日線がほぼ横ばいで推移する中でローソク足が同線を下抜けており、本日のドル/円の上値は重いと見る。
昨日安値(98.64円)付近を下抜けるようならば、週足の一目均衡表の基準線(本稿執筆時点では98.15円)に向けた一段安もあるだろう。その他引き続き、米量的緩和の縮小開始時期を見極める上で、米金融当局者の発言にも注目したい。