上値重いが、それ以上に下値は堅い…!!

欧米当局者のハト派寄りコメント - 消去法的に円買い
※ご注意:予想期間は9月25日と表示されていますが、本日(24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 週明けとなった昨日は、消去法的な円買いが強まりました。

 「必要なら追加LTRO(長期資金供給オペ)実施の用意あり」とドラギECB総裁が述べれば、「労働市場の明らかな改善継続を確信できない限り、QE(米量的緩和)縮小は不可能」とダドリーNY連銀総裁も述べるなど、欧米当局者は共にハト派寄りのコメントが目立ったからです。このため中国HSBC製造業景気指数がおよそ半年ぶりとなる51.2へと改善したことを背景に進行したリスク選好の円売りは限定され、ジリジリと円は買われていきました。米長期金利が2.7%を一時下回ったことも、こうした動きを後押ししたと見られるところです。
目白押しの不確定要素が“ドル円の上値を押さえる”
 このため実質的な週明けを迎える本日ですが、ドル円は引き続き、上値を押さえられる可能性が高まっています。

 3日続落となったNYダウの影響で日経平均は軟調推移が予想されており、また“米債務上限引き上げを巡る協議も先行き不透明”といわざるを得ないからです。さらに欧州に関しては“メルケル勝利”とはいっても過去の経緯を考えれば“連立協議は難航する”と考えておかなければならないなど、不確定要素が目白押しであり、これらがドル円の上値を押さえるという可能性が高まっているからです。
しかし日米欧の金融スタンスを考えると“下値は限定的”
 もっともQE縮小が後ずれしたとはいっても、日米欧では“米国の出口戦略が最も早い”との見方は変わっていません。また98.65-00円にかけてはドル買いオーダーも断続的に散見されています。このため下値も限定されると考えるのが自然である中で、昨日とは異なり、本日からは主だった米経済指標が予定されています。
あとは“プラスα”があるかどうか…?
 「上値は重いが、それ以上に下値は堅い」といった流れを東京・欧州タイムは基本路線としつつ、NYタイムにおける「米経済指標の改善に伴った反発」という展開を期待したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.934(9/11~9/18の76.4%戻し)
上値4:99.663(9/20高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:99.357(9/23高値)
上値2:99.230(ピボット1stレジスタンス、9/20~9/23の61.8%戻し)
上値1:99.066(100日移動平均線、大台、9/20~9/23の38.2%戻し)
前営業日終値:98.813
下値1:98.627(50日移動平均線、9/23安値)
下値2:98.484(9/18~9/20の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値3:98.205(8/8~9/20の50%押し、9/18~9/20の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:98.000(大台)
下値5:97.755(9/18安値、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:27 ドル円 抵抗・支持ライン追加