配当落ち前日、安値引け

東急不動産売りの日東電工買い
およそ、ファンダメンタルズも、なにも関係がない日経平均組み入れを巡る需給要因です。
組み入れから除外される、新たに組み入れられるというただそれだけのために、東急不動産は滑落(4.4%下落)し、大引けぎりぎりで日東電工は一気にストップ高しました。
こうした動向にまともに対応すること自体が無意味と思いますが、これも相場です。
こうした異常な相場展開は、売買代金でラサ工が、トヨタ自動車とほとんど変わらないということにも、よく現れているでしょう。
また、そのラサ工も一時は22%以上の暴騰にもかかわらず、引けではそのほとんどを吐き出して、3%上昇にとどまってしまいました。

東電買いの新興市場銘柄売り
そもそも、東電が上昇率ランキング上位に入ってくるような相場つきというのは、あまり良い相場つきとは言えないでしょう。
ほぼ機関投資家は敬遠しているこの銘柄のことです。
ほとんどが個人投資家による材料株物色の一貫として売買されているというのが実情です。
従い、本日のように、半導体関連を除きますと、新興市場の名だたる成長株が売られ、その資金が、値動きのよさをもとめて東電に殺到しているわけですから、やはり質の良い相場とは言えないでしょう。

おおむねこのような相場環境の場合には、静観が一番好ましいと考えられます。
逆に言えば、本日押した銘柄群のうち、とくに来週のイベントを消化していく過程で、どこから再び頭角を現してくるかに注目しておいたほうが良いでしょう。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(9月24日⇒9月25日)は上昇銘柄群が、95.6⇒96.0%。下落銘柄群が4.4⇒4.0%。
6色帯は、7日連続で「緑(上昇)」です。
日経平均現物の「先読み」は、ブルー(下降)。「未来の窓」も連続ブルーです。
一方先物は、逆に「先読み」がブルー(下降)。「未来の窓」も連続ブルーです。
いずれも25日足がサポートとしてかなり強力に生きています。
ドル円の3日足は「先読み」こそピンク(上昇)ですが、「未来の窓」は連続のブルーです。
本日25日足を完全に下回り、今後75日足を一時的に割り込んでいくという想定になっています。
その他テクニカル分析
ちょうど、日経平均現物は5日移動平均線を、本日大引けでわずかに下回りました。
短期的にはこのまま割り込んでいくようですと、ポジションを軽めに落としていく必要があるでしょう。
この点注意しておく必要があります。

ちなみに、トレンドがベアになる分岐点として下値を見ておく場合、外人が注目するのは常に50日移動平均線です。
これは、現在日経平均現物の場合、14076円ですから、ほぼちょうど14000円と考えておけばよいでしょう。
ドル円では、すでに5日線、25日線を割り込み、75日線でぎりぎり持ちこたえているところです
。ドル円が滑落するようですと、事態はにわかに不穏となります。
米国の主要指数の動向に注意
ブル・ベア分岐の重要な目安である50日移動平均線ですが、NYダウ工業株では15300ドルです。
昨晩のダウ工業株の終わり値が15334ドルですから、ほとんどこの水準で止まったことになります。
今晩以降、とくに来週が重要ですが、この水準を割り込んでいくかどうかは、注視しておく必要があります。
ちなみに、その他の指数でみますと、S&P500は昨晩1698(50日線は1679)、ナスダック指数は昨晩3768(50日線は3656)、ダウ輸送株指数は昨晩6655(50日線は6482)です。
まだ、相応の「のりしろ」はあるようです。一番、先行きの相場の弱さを示唆しているのは、米10年国債利回りでしょうか。
現在(東京時間25日14:00時)、これが2.653%にまで低下しています。
この水準というのは、米長期金利の50日線(2.72%)を完全に下回っていることになります。

その下の100日線は2.47%です。
いずれにしろ、長期金利は低下トレンドが力強く示現していることになります。
こうなりますと、来週以降、日米の株式相場が場合によっては、値崩れを起こすリスクも示唆していると言えます。