ドル売り一色だが、やはり下値は堅い…!

“不安要素を抱える通貨売り”の流れから下値拡大 - ドル売り
※ご注意:予想期間は9月27日と表示されていますが、本日(26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 99円台へと上り詰めることはありませんでしたが、昨日も「上値が重いが、下値も堅い」といった流れでした。

 “QE縮小時期”や“債務の上限引き上げ問題”さらには“来年度予算が未成立”という不透明感を抱えるドルにとって、現在の“不安要素を抱える通貨売り”という流れは格好の売り圧力として働いています。このため米長期金利が2.65%を下回った欧州タイム序盤には、98.386円まで下値を拡大する動きが見られています。
しかし売っても売っても“下がらない”
 もっとも98.50-00円に展開するドル買いオーダーは分厚く、断続的に積み上がっています。このため大きなストップロスがかかるには到っておらず、売っても売っても“下がらない”といった情勢となっています。クロス円の買い戻しにつれて98円後半へと切り返したのは、このためです。NYダウが続落したことで最終的には再び98円半ばへと下押ししていますので、昨日も「上値が重いが、下値も堅い」という様相に終始した格好といえます。なお注目された米耐久財受注額・新築住宅販売件数は、共に事前予想を若干上回る程度の内容に留まったことから、大きく材料視されることはありませんでした。
分厚いドル買いオーダーの突破は“至難”?
 こうして本日も“不安要素を抱える通貨売り”が意識される中、「上値が重いが、下値も堅い」という様相が見られる可能性が高まっています。

 特に“来年度予算の未成立”は来月1日からの米政府機関閉鎖に直結する問題であり、ドルを避けた資金フローがドル売りにつながる可能性は否定出来ません。しかしながらこれらはあくまでも”懸念という名の思惑”であり、具体的な材料にはかけています。このため下攻め(円買い)は短期筋等のみと見られますが、本日はスポット取引の月内(期末内)最終応答日ということで実需(国内輸入筋)のドル買いニーズは強まると考えられます。つまり分厚いドル買いオーダーがより厚くなると見られる中、“プラスα”要因が新たに出てこない現状では“突破するのは至難”と考えるのが自然ということになります。
昨日同様、下値の堅い展開を想定…
 もちろんそれがすぐさま“底打ち・反転”へとつながるわけではありませんが、「上値が重いが、下値も堅い」という流れの中で、「米経済指標が好内容ならば素直に“反発(上値模索)”」「悪化すれば“下攻め”だが、底堅く推移して次の材料待ち」という、昨日と同様の展開を想定しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.357(9/23高値)
上値4:99.196(20日移動平均線、9/24高値、9/20~9/23の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:99.040(100日移動平均線、大台、ピボット2ndレジスタンス、9/20~9/25の50%戻し)
上値2:98.813(9/25高値)
上値1:98.714(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:98.448
下値1:98.380(9/25安値)
下値2:98.205(8/8~9/20の50%押し、9/18~9/20の76.4%押し)
下値3:98.000(大台)
下値4:97.848(ピボットローブレイクアウト)
下値5:97.755(9/18安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:38 ドル円 抵抗・支持ライン追加