<話題の焦点>=大手が動き強めるメモリアルサービス、明瞭な価格設定で人気

 核家族化が進展するなかで、従来型の大規模な葬儀が鳴りを潜め、家族葬などのコンパクトな形式がこの数年で急速に普及している。そのような状況下、大手が価格設定を明瞭にしたメモリアルサービスを拡充する動きを強めている。

 これまでは、宗旨・宗派や寺院、霊園を含めて、トータルな資金が不明瞭で、多くの顧客は葬儀時の資金計画を練ることに苦心していた。そこで、大手のメモリアルサービス会社では、個々のサービスを定額化し、明瞭かつ格安な設定を打ち出すことで、顧客に対して大きな安心を与えることに成功している。注目されるのは葬祭事業を長年手掛けてきた大手企業に加えて、流通大手が新たなサービスに乗り出していること。

 イオンリテールを通じて2009年より葬祭事業を行っているイオンでは140項目にわたる独自の品質基準を満たす全国約490社の葬儀社と提携し、「イオンのお葬式」ブランドを展開、9月1日より宗旨・宗派を問わず納骨・永代供養ができる合祀墓を、埋葬料・永代使用料・永代供養料・永代管理料などすべてを含んで3万5000円で紹介するサービスも開始している。イオンのサービスが浸透してくれば、異業種からメモリアルサービスに参入する企業も増えそうだ。

◆メモリアルサービス関連銘柄

 銘柄<コード>     コメント

平安レイ<2344.T>   小邸宅型貸し切り葬祭ホールを育成
ティア<2485.T>    「家族葬セットプラン」などが高い評価
サン・ライフ<4656.T> 神奈川、都下地盤の冠婚葬祭業大手
こころネット<6060.T> 福島県での葬祭を軸に石材の卸・小売りも展開
イオン<8267.T>    「イオンのお葬式」ブランドを展開
燦HD<9628.T>    葬儀請負や霊柩運送事業で業界トップ

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)