<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員 秋野 充成氏

 東京株式市場は当面、もみ合い局面が続きそうだ。今後1カ月程度を想定した場合、日経平均は1万4000~5000円のレンジ相場が予想される。

 焦点となるのは米国の政治・経済情勢だろう。米量的緩和の縮小開始に関しては、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)などが注目されるが、金融政策の方向性が見えない状態が続けば、相場はリスクオフ姿勢を強める要因ともなる。

 米国の金融政策の道筋をつけるためにも債務上限問題や新年度予算の議論がどう推移するかに注目する必要がある。FRB議長の選任も含め、米国の不安定さの背景には、オバマ大統領への信認低下がありそうだ。

 日本の状況は決して悪くはなく、アベノミクスも良い方向に向かっている。安倍政権の成長戦略に関しては、特に市場を驚かせる内容のものが出てくるとも思えない。ただ、日本の状況の良さは株式市場の下支え要因となるとみている。

 注目セクターは今後、米国などの状況が改善し円安が進むことを想定したうえで、輸出関連の自動車株や機械株などに投資妙味がありそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)