<動意株・26日>(大引け)=コスモバイオ、ラサ工、オカダアイヨンなど

 コスモ・バイオ<3386.T>=ストップ高。きょう付の日本経済新聞で、米調査会社トムソン・ロイターの発表として、日本人のノーベル賞候補者として、生理学・医学賞に東京工業大学の大隅良典特任教授と東京大学の水島昇教授、物理学賞に東工大の細野秀雄教授の3人を追加したと報じている。そのうち、大隅氏は細胞内で不要なたんぱく質を除去する「オートファジー」(自食作用)の仕組みを酵母で解明。また、大隅氏の研究室に在籍していた水島氏は、関係する遺伝子を光らせてオートファジーがどこで起きているかがリアルタイムで分かるマウスを作ったとしており、オートファジー技術を用いた関連試薬を手掛ける同社に思惑的な買いが入っているようだ。

 ラサ工業<4022.T>=一時ストップ高。波状的な買い攻勢に上値指向を強め、低位材料株人気を先導している。工業薬品が主力だが、巨岩対応掘進機など機械事業にも展開、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線のトンネル工事関連として活況高につながった。また、放射性物質で汚染された土壌から汚染濃度が高い土砂分を分離・回収する装置を開発したと一部で報道されたことも買い人気を増幅させる背景となっている。

 オカダアイヨン<6294.T>=3連騰で一時ストップ高。破砕・解体用の建機メーカーであることから、首都圏のインフラ再整備に絡む受注増期待から連日人気を集めている。鉄骨切断機を筆頭に多彩な建機を扱っており、あらゆる構造物の破壊で同社製品が威力を発揮。五輪開催決定以降、好実態への評価が急速に高まっている。

 アートスパークホールディングス<3663.T>=一時、ストップ高。短期資金の攻勢が観測されるなかで中段もみ合いを一気に上放れたが、前日まで2日連続ストップ高の後、一段と買いに厚みが増している。業績はソフトウェアのライセンス収入拡大で前期の最終赤字から今期は脱却する見込みにある。

 NSユナイテッド海運<9110.T>=急騰。同社は2010年10月に旧新和海運と日鉄海運が合併し誕生、新日鉄住金が筆頭株主となっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船を主力としているが、ここにきて中国景気や欧州景気の減速懸念後退を受けた海運市況回復の流れがフォローウインドとなっている。前期実施した不採算船の解約による効果が今期発現、減速航海を徹底するなどのコスト努力も利益貢献し、業績回復色が強い。大口資金の継続買いに海運セクターの中でも異彩を放つ上げ足となっている。

 田淵電機<6624.T>=反発。10月1日から幕張メッセで開催されるシーテック・ジャパン2013では、住宅用太陽光発電用パワーコンディショナーに加えて、大規模な太陽光発電事業に対応した分散型発電システムなども展示する予定であることから期待が高まっている。25日付では太陽光発電システムに蓄電池の双方向DCDCコンバーターを搭載し、1台で家庭内の電気の有効活用をコントロールできるハイブリッドパワーコンディショナーを開発したことも発表しており、再生可能エネ関連として再度注目されそうだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)