比較的穏やかな値動きに=外為どっとコム総研 神田卓也

法人税引下げ期待で株高・円安に
東京市場のドル/円は、序盤こそ株安につれて98.20円台まで軟化したものの、政府が策定する経済対策に「法人税率の引き下げを『早急に検討を開始する』と明記する方向で調整」との報道に株高・円安で反応。一時99.10円台まで急伸した。
米財政問題がドルの重石に
「アベノミクス」への期待感が海外勢の円売り動意を刺激する可能性もあるが、米国議会の予算協議が難航する中、債務上限問題への不透明感がドルの重石となりやすく、ドル/円の上値は限られるだろう。もっとも、この問題については、今回も債務不履行回避に向けた合意が土壇場で成立するとの見方が一般的であり、急激かつ大幅にドル安が進む公算も小さい。四半期末が接近している事もあり、ドル/円の値幅は上下ともに限られそうで、比較的穏やかな海外市場となりそうだ。
材料は比較的豊富
材料面では、米新規失業保険申請件数、米第2四半期GDP・確報値(いずれも21:30)、米8月中古住宅販売成約(23:00)などの経済指標のほか、FRB要人の発言機会が多数予定されている。