<私の相場観>=グランド・ウィン・パートナーズ 代表取締役 宮崎 康裕氏

 日経平均は、2020年夏季オリンピックの東京開催決定が追い風となり、1万4000円台回復後も一貫した上昇となっていたことから、1万5000円に接近する過程では上値が重くなることは仕方がないと思っている。

 米国では、10月1日からの新年度に向けて、債務上限問題をめぐる議会協議の動向が懸念されているが、与野党でリスク回避に向けた動きが進めば不安材料も徐々に織り込んでくると見ている。1日に発表される中国9月製造業PMIや米9月ISM製造業景況指数などの経済指標も注視する必要もあるが、国内外の株式市場が中期的に上昇を続ける基調には変化がないと見ている。

 国内については、日経平均が1万5000円を奪回するうえで、新たな景気刺激策も待たれる。消費増税が正式に決定した場合、マイナス影響を防ぐ意味で法人税減税以外にも規制緩和など安倍首相からの何らかアプローチが必要だろう。

 第2四半期決算発表の本格到来から業績好調な銘柄を個別にチェックしていきたい。100円前後での円安が定着してきたことから第1四半期で増額を見送った企業も今回は業績修正に踏み切るところが多いのではないか。東京エレクトロン<8035.T>と米・アプライドの統合発表を契機に世界視野でM&Aの話題も増えると思っている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)