ダウ指数は、反落で終了するとの予想

27日のNY株式市場は、ダウの反落を想定
今晩のNY株式市場は、積極的にリスク選好を取るべき地合いでないことから、ダウ指数の反落を想定している。
昨日は新規失業保険申請件数の結果が想定を上回る改善傾向を示したことが契機となり、ショートポジションの解消的な動きが強まった。
総じてまちまちだった経済指標だったにもかかわらず、買い戻しといえるような動きを強めたのは、来週に雇用統計を控えているからだ。
ここ数ヶ月の数値が市場予想ほど芳しくない中での大幅改善により、来週の数値は市場予想を上回るのではと言う警戒が高まったのだろう。

しかしながら、買い一巡後はダウ工業株・輸送株指数ともに伸び悩んでおり、S&P500のパフォーマンスも大幅反発に程遠い値動きとなっている。
したがって、米国民主共和両党による予算協議の採決がスムーズに運ばない限りは、リスク選好に傾くことはないだろう。
米国では、ミシガン消費者信頼感指数や個人消費支出などの経済指標が発表予定。ドイツではCPIの速報値
今晩のイベントについては、米国ではミシガン指数の確報値や個人消費支出などの結果が発表される。
先日発表されたミシガン指数は市場予想の82.0を下回るどころか78台にとどまったことで、FOMC前でなければ株価が急落していたかもしれない。
今回はFOMCが通過した直後の状況と考えれば、たとえ市場予想より改善したとしても80.0台への回復でない限りは好材料視されないだろう。
現状でも超金融緩和な状況の中、個人消費に好影響を与えていない現実をマーケットは売り買いの材料にすることもある。
ドイツでは消費者物価指数の速報値が発表予定で、デフレ示す傾向が強まれば、リスク回避され易いことも念頭に入れておきたいタイミングだ。
欧州ではドラギECB総裁が講演を予定、米国では緩和的なスタンス示すNY連銀総裁等が講演を予定
16時半にスタートした日経平均先物は、日中終値をはさんだ値動きで様子見機運が強く、日経先物は新たなキッカケを待っている状況。
今晩はドラギECB総裁が講演を予定しており、ECBによる資金供給策を期待する声が大きい中、注目されるだろう。
しかしながら、今朝講演を行ったクーレECB理事は新たなLTRO実施に対して否定的な立場をとっており、量的緩和策期待が後退するリスクは高い。
来週にECB理事会が実施されることを考えれば、ドラギ氏の発言内容は重く受け止められ、為替や株式市場にも影響を与えるだろう。
終値に向けての鍵はダドリーNY米地区連銀総裁の講演、超緩和的なスタンスの同氏だけに、IMFも米国が金融政策変更を予想される中、注目は高いはずだ。
それでも、今晩の株価指数の鍵を握っているのはワシントンの動向、リーマンショック時も両党物別れで急落した教訓は忘れてはならない。海外動向を期待した上昇は、今はひたすら我慢が必要。