焦点ボケの相場展開。午後、やや下げ幅拡大

週末、新興市場銘柄のみ勢い持続
マクロ経済指標では、物価上昇率が91年以来プラスに浮上してきているという事実が、日本経済のデフレ脱却に現実味を与えています。
しかし、さすがに本日は方向感がありませんでした。後場、下げ幅を拡大し、一時は14:50ごろに14699円の安値をつけました。ちょうど100円の下げということになります。
その後は切り返し終始1%に満たない下落率のまま推移しました。
ドル円もほとんど動きがありません。
東証一部では、めぼしい銘柄が昨日と並んで非常に乏しくなっています。
東証一部上昇率ランキングでも、持続性という観点からはあまり無いようです。
日々の上昇率でこそ上位に入ってくることはほとんどありませんが、サンリオのような銘柄は、こういう相場展開の際には安心感があります。
本日変わらずですが、9月に入って下落した日は一日しかなく、現在99年の高値に迫っています。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(9月26日⇒9月27日)は上昇銘柄群が、94.7⇒93.8%。下落銘柄群が5.3⇒6.2%。
6色帯は、9日連続で「緑(上昇)」です。
日経平均現物、先物の状況は、前場引け段階と変わらず、「先読み」はピンクですが、「未来の窓」は目先ブルー続きとなっています。

ドル円の3日足は「先読み」からブルーとなていますが、75日足がサポートのままであるという点では変わりません。
日経平均は、この一週間で17円高。
やはり、最終的には小動きの一週間ということで正しかったようです。
なんといっても来週が問題です。
年金の動き
昨日の相場がにわかに強くなった一つの理由とされていたのが、GPIF(年金基金)が引け後に、資産運用方針の見直しを発表するのではないか、ということですが、内部協議ではけっきょくこれまでの債券偏重のスタンスを改めて、株式などの比率を増やすべきだという方針が出たというのにとどまりました。
市場が期待していたのは具体的な数値であるわけです。

現在、GPIFは120兆円規模ですが、株式比率は12%ということになっています。
最大で20%まで引き上げることができることになっています。
しかし、先進国の平均がおおむね30%です。英国などでは50-60%です。
日本は、GPIF以外の年金も含めますと、企業年金など合計で320兆円規模となりますから、数%増やすだけでもそのインパクトは大変なものになります。
いずれにしろ、この年金が5月急落の直接的な引き金になっただけに、株式重視へと次第に動き出してきていることは朗報でしょう。