外為サマリー:1ドル=97円76銭前後の円高、米財政問題を懸念し円買い優勢

 30日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時現在で1ドル=97円76~77銭と27日午後5時時点に比べて83銭の円高・ドル安となっている。対ユーロでは1ユーロ=131円90~131円94銭と、同1円15銭の円高・ユーロ安で推移している。
 米議会で、前週末に新年度が始まる10月1日から11月15日までの資金を手当てする暫定予算案が上院で可決されたものの、下院共和党は医療保険改革法(オバマケア)向け予算打ち切りなどを予算手当ての条件とする構えで、政府機関の閉鎖を回避できるメドが立っていない。9月中に暫定予算が成立せずに、行政機能が一時停止に追い込まれる可能性が高まり、これが米国経済に悪影響を与えかねないとして、ドルを売って円を買う動きが加速した。これに連動したことに加え、イタリア政局不安もあり、対ユーロでも円買いが優勢となっている。ただ、東京時間に入って円買いが一段と強まるには至っていない。
 ドルは対ユーロで、1ユーロ=1.3494~1.3495ドルと同0.0027ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)