<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 今週の東京株式市場は、10月1日に安倍首相が消費増税の実施を表明すると同時に、景気失速回避に向けた経済対策も合わせて発表する。ただ、予算規模5兆円や法人税減税の早期検討などの内容が既に報じられており、材料出尽くしを警戒する見方もある。

 一方、米国で暫定予算や債務上限の引き上げ問題をめぐり与野党対立が続き、米経済の先行き不透明感が強まっている問題も、10月半ばまでには、大きな混乱を避ける方法でなんらかの決着が予想される。

 10月半ば以降は、9月中間期決算の発表に関連して14年3月期通期業績の上方修正などを反映し、下値を切り上げて1万5000円台での推移となりそうだ。

 個別銘柄では、岩崎電気<6924.T>に注目。同社は前回の東京五輪時に首都高速道路の道路灯を手掛けた実績があり、道路灯のLED化を推進中。また、リニア中央新幹線関連でトンネル掘削工事機械大手の古河機械金属<5715.T>、自動車用ゴム部品が、北米、中国、東南アジア向けに好調で株価が割安水準にある鬼怒川ゴム工業<5196.T>にも注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)