<話題の焦点>=コンクリート二次製品、五輪関連の建設追い風

 2020年東京五輪開催関連銘柄の一角として、〝コンクリート二次製品〟に注目。二次製品は、コンクリートを材料につくられた電柱、道路の側溝に使うブロック、橋げた、パイル(杭)、トンネル用セグメントなどが含まれる。

 二次製品は、現場で生コンクリートを流し込んで作る一次製品よりもコスト高となる場合があるものの、品質の安定、工期の短縮、工事現場の省力化・省人化、などで大きなメリットがある。

 さらに、注目は工事現場でコンクリート打設用の型枠を作り込む〝型枠大工〟の人手不足が、東日本大震災の復興需要以降、深刻な状態に陥り、賃金が高止まりをみせていること。この建設技能者の人件費の上昇はコンクリート二次製品の需要増加を加速する結果となっている。

 日本コンクリート工業<5269.T>は、電力各社やNTT向けのポールでは圧倒的なシェアを占め、最近では4G携帯やスマートフォン基地局向け通信用ポールが拡大顕著で業績を牽引している。

 ジャパンパイル<5288.T>、三谷セキサン<5273.T>は、主力のコンクリートパイルが、震災復興需要に加え、マンション着工増などの好採算の中小型案件の出足が想定以上の推移となっている。

 ゼニス羽田<5289.T>は、防災、雨水向けなどのメーカーで、セラミック事業も展開している。日本ヒューム<5262.T>は、トップシェアの下水道向けのヒューム管が好調推移しているのに加え、雨水対策向けの需要も拡大をみせている。

◆主なコンクリート二次製品関連銘柄

銘柄(コード)  今期営業増益率    株価    PER

日ヒュム<5262.T>   ▼4.9    806   11.8
日コン<5269.T>    ▼1.9    459   19.3
三谷セキ<5273.T>    5.1   1535   12.4
Jパイル<5288.T>   61.9   1123   17.1
ゼニス羽田<5289.T> ▼35.7    136   28.9

※株価は26日終値(単位:%、円、倍)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)