<動意株・30日>(大引け)=日コン、チタン工、テラなど

 日本コンクリート<5269.T>=大幅高で3日続伸。29日付の日本経済新聞で「国土交通省は2020年開催の東京五輪までに、東京都内の空港や駅周辺など人が多く集まる地域の電柱をなくす検討に入った」と報じられ、電線地中化関連が賑わいをみせているが、電線類を地中化するための電線共同溝で実績の多い同社にも関連銘柄物色の人気が波及した。同社では、従来の地中化方式に加えて、次世代型電線共同溝といわれる浅層埋設方式や共用FA活用方式に対応できる2型特殊部もラインアップしており、電線地中化に伴う恩恵は大きいとの思惑が強まっている。

 チタン工業<4098.T>=ストップ高。ノーベル賞の有力候補に酸化チタンの光触媒反応を発見した藤嶋昭・東京理科大学長があがっていることで、ノーベル賞発表を前に思惑買いが殺到した。コスモ・バイオ<3386.T>や医学生物学研究所<4557.T>などノーベル賞関連銘柄が軒並み大きく人気化していることが刺激になったようだ。なお、今年のノーベル賞の発表は医学生理学賞は10月7日、物理学賞は8日、化学賞は9日に予定されている。

 テラ<2191.T>=堅調。「秋は学会シーズンということもあってバイオ関連株には買いの矛先が向かいやすい時期」(国内ネット証券大手)という。そうした中、きょうは米株安や為替の円高などを受けて輸出主力株が手掛けづらいこともあって、投機性の強い短期資金がバイオ株物色の動きを強めている。テラは「樹状細胞ワクチン療法」と呼ばれる治療法を提供、関係医療機関からの評価を得ているほか、iPS細胞を活用した旧日本網膜研究所に1億円出資するなど、再生医療に前向きに取り組むベンチャー企業として法人からの評価が高いようだ。

 コープケミカル<4003.T>=急反発。前週末27日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績見通しを従来予想の売上高100億円、経常損益4000万円の赤字から、売上高105億円(前年同期比3.7%増)、経常損益2億1000万円の黒字(前年同期1億6500万円の赤字)に上方修正したことを好感した買いが入っている。肥料の出荷が例年に比べて前倒しで推移していることに加えて、生産量の増加による原価率の改善などが寄与するという。

 加地テック<6391.T>=急伸。株価は長らく240円前後でのもみ合い推移となっていたが、石油化学プラント向けに特殊ガス圧縮機を製造、燃料電池用の高圧水素ガスコンプレッサーを手掛けることから、燃料電池車関連銘柄の一角として見直す動きとなっている。天然ガス自動車のエコ・ステーション用オイルレスコンプレッサーも世界で初めて製品化しており、エコステーションの整備となれば活躍期待が高まる。

 トーアミ<5973.T>=ストップ高。コンクリート補強の土木建築用溶接金網でトップを誇ることから、2020年開催の東京五輪開催へ向けて首都圏でインフラの整備への動きが活発化すれば、耐震補強用スパイラル筋を筆頭に同社製品へのニーズが活発化することが期待されている。実質無借金で時価はPBR0.5倍の水準であることから急ピッチな上昇も値ごろ感が働くところ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)