午後:債券サマリー 強弱観拮抗、先物は前週末比で小幅安に

 27日の債券市場では強弱観が拮抗するなか、先物中心限月12月限は小幅安で着地。米政局の不透明感や為替市場で1ドル=98円台を割り込む円高傾向となるなど、リスクオフの流れが債券高の土壌となっている。ただ、あす1日に10年物国債の入札を控え、ポジション調整の売りが上値を押さえた。
 米国財政問題に絡む与野党対立の構図が、運用リスク低減を図る動きに反映され、先物は寄り付き直後に前週末比13銭高の144円27銭まで買われる展開をみせた。しかし、売買高に盛り上がりを欠くなかで、いったん持ち高を減らす売りが五月雨的に出て後場軟化。また、10年債など現物債市場は、いったん売り優勢となったものの、大引けにかけて買い戻された。
 この日の先物12月限は144円26銭で始まり、高値は144円27銭、安値は143円99銭、終値は前週末比2銭安の144円12銭。出来高は1兆8043億円。10年債の利回りは前週末比横ばいの 0.680%。20年債は同0.005%低下の1.570%、30年債は同横ばいの1.705%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)