米国の『政治的チキンレース』睨みも97円半ばは堅そう=外為どっとコム総研 神田卓也

米政府機関一部閉鎖の可能性で97円台へ下落
東京市場のドル/円は、米議会で予算審議の難航が見込まれる中、米政府機関が一部閉鎖に追い込まれる可能性が高まったとして、97.80円台に値を下げる「マド開け」スタートとなった。
その後、日本株が下げ渋る場面では一時98円台を回復したものの、前週の終値(98.22円)には至らず、「マド埋め」はならなかった。
「マド埋め」は難しそうだが・・・
米議会が、明日からの新年度予算を成立させるためには、上・下院いずれかの大幅譲歩と迅速な採決が必要となり、現実的には困難な情勢だ。したがって、ドル/円の98円台は引き続き重そうで「マド埋め」に動く公算は小さい。
もっとも、米政府機関の一部閉鎖については、過去にも幾度となく行われており、そのたびに数日以内に予算が成立して米経済への深刻な影響は避けられてきた。あくまでも与野党間の「政治的チキンレース」との見方が一般的であり、予算の空白が長期化するとの見方は少ない。
米議会の動向を睨んで様子見に
このため、当面は米議会の動向を睨んで様子見姿勢が広がりそうだ。本日の段階でリスク回避的なドル売り・円買いが急速に強まる公算も小さく、東京市場オープン前に付けた97.50円台はサポートになるだろう。