アメリカの暫定予算問題

両党とも妥協の気配なし
今日は早くも9月末、1年も3/4が過ぎ、今年度も上半期が終わりです。

アメリカでは、会計年度が10月に始まり9月に終わるので今日で2013年度が終わり、明日から2014年度が始まります。ところが、明日から始まる2014年度の政府予算が成立していないため、このままでは政府機関が一部閉鎖される可能性が高まっているのです。

話がややこしいので時系列で整理します。

まず9月20日、下院が野党共和党の賛成多数で暫定予算案を可決しました。ところがこの予算案にはオバマ大統領が主導した医療保険制度改革(通称オバマケア)関連予算の打ち切りが盛り込まれていて、大統領や、民主党が多数を占める上院が受け入れられる内容ではありませんでした。

これに対して上院は、27日にオバマケア関連の予算を復活させた修正暫定予算案を可決し下院に差し戻しました。

しかし下院ではこの修正案を再修正し、オバマケアの本格施行を1年延期する内容として可決しました。

オバマ大統領は、この下院案に対して拒否権を発動するとしています。また民主党が多数を占める上院は、この下院案を再再修正してオバマケアの1年延期などの措置を削除して、政府支出の継続だけを盛り込んだ案を下院に差し戻す見通しです。

民主党は共和党に対し「上院案を可決するか、政府を閉鎖に追い込むか」選択せよ、としていますが、共和党も妥協する姿勢は見せていません。

10月1日まであと半日余り、最後の瞬間まで駆け引きが続くのでしょう。

もし政府機関の一部閉鎖が現実の物となった場合、過去の例を見ると数日以内に再開されることがほとんどでしたが、もし長期化するようであれば、株式市場に悪い影響を及ぼし、それが円高の原因になると予想できます。またもし短期間でも閉鎖されれば金曜日に予定されている雇用統計の発表も延期される見通しです。