警戒すべきは“想定外の合意(暫定予算成立)”!

リスク回避姿勢継続 - 下値拡大
※ご注意:予想期間は10月2日と表示されていますが、本日(1日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 米財政協議が引き続き難航する中、中国HSBC製造業景気指数(PMI)は速報値から大きく下方修正(51.2⇒50.2)されました。このためリスク回避姿勢はさらに高まる形となり、日経平均は300円超の下落を見せ、そしてドル円は欧州タイム中盤には97円半ばまで下値を拡大しました。
しかし思惑は交錯 - 下値では底堅く推移
 しかしながら“伊政局の混迷緩和を期待してユーロ円が反発”し、“米議会はつなぎ予算で政府機関閉鎖の回避を図る”との一部報道が流れました。これに“期末・月末要因の円売り”も重なったことから、その後は下値を探ることはなく、NYタイム中盤には98円半ばまで値を戻していきました。根強い「米予算案が期限内に成立しない = 米政府機関の一部閉鎖」への思惑からその後は上値も押さえられましたが、より下値が堅い印象を見せたままで昨日の取引を終えています。
米来年度暫定予算案成立に向けた攻防は、ギリギリまで続く…?
 引き続き本日も、「米来年度暫定予算案の成立に向けた思惑」を睨みながらの展開が想定されるところです。昨日の一部報道では与・野党の“歩み寄り”も期待されましたが、期限(日本時間1日13:00)ギリギリまで攻防は続くと考えるのが自然だからです。
警戒すべきは“想定外の合意(暫定予算成立)”
 ただし昨日も記したように、“短期間であればそれほど大きな問題にはならない(持続的なドル売り要因にはならない)”との見方がある中で、マーケットは「米政府機関の一部閉鎖」をほぼ織り込んだ感があります。このため“合意されなくても織り込み済み”逆に“合意されるとサプライズ”と考えるべきであり、警戒すべきはやはり“想定外の合意(暫定予算成立)”ということになります。
「98円後半~99円前半に一旦収斂⇒その後にまた跳ねる」がメインシナリオ
 もっとも仮にそうした展開になったとしても、その後には“よりインパクト”があると見られる「米債務上限引き上げ問題(17日が期限?)」が控えています。このため“一方通行のドル買い・円売り”といった流れは、ちょっと想定しづらいところではあります。しかしながらこちらも昨日に記したように、“米政府の債務不履行(デフォルト)は誰も望んでいない”という事情があります。改めて売り直されるほどの材料ではないと考えるのが、自然です。

 98円後半~99円前半には主だったテクニカルラインが依然として凝縮していますので、一旦はこの水準へと収斂する展開を想定しておきたいところです。ただし居心地が良い水準では決してありませんので、その後はまたどちらかに跳ねる展開がメインシナリオなのでしょうが…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.037(9/27高値、大台、9/11~9/30の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:98.936(100日移動平均線)
上値3:98.711(日足・一目均衡表基準線、9/11~9/30の38.2%戻し)
上値2:98.581(日足・一目均衡表転換線、9/20~9/30の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:98.484(50日移動平均線、9/30高値)
前営業日終値:98.209
下値1:98.075(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
下値2:97.850(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値3:97.638(8/8~9/20の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:97.499(9/30安値、8/29安値)
下値5:97.098(ピボット2ndサポート、大台)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

13:03 ドル円 抵抗・支持ライン追加