ADPまで弱いと・・・=外為どっとコム総研 ジェルベズ久美子

ADPまで弱いと・・・
引き続き、米国の予算協議の動向が最も注目される。すでに一部政府機関は閉鎖されており、長引けば長引くほど米経済に悪影響を及ぼすと考えられる。
ドル/円は多少の戻りがあっても、与野党協議に進捗が見られなければ60日移動平均線(執筆時点:98.62円)前後で上値を押さえられる状態が続きそうだ。

なお、本日は米9月ADP全国雇用者数(21時15分)が発表される。10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて雇用関連指標の重要性が増している上、4日発表予定だった米9月雇用統計が政府機関閉鎖の影響を受けて発表が延期となる可能性が高まっていることから、今夜のADP全国雇用者数の結果は通常よりも注目を集めそうだ。

足元の市場は米財政協議に対する不安が強いことから、ややリスクに対して敏感な面が見受けられる。
ADPの結果が市場予想(18.0万人増)を下回ってしまうと、10月FOMCでの量的緩和縮小スタート観測がますます遠のき、やや大きめにドル売りで反応する可能性がありそうだ。
ドル/円は97.50円で下げ止まらなければ、8月28日安値96.80円辺りまで下げ余地が拡大しそうだ。