売り方・買い方共に“仕切り直し”!

米政府機関一部閉鎖&想定通りの消費税増税会見 -ドル売り・円買い先行
※ご注意:予想期間は10月3日と表示されていますが、本日(2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 いつもの“茶番”だと思っていましたが、本当に「米予算案不成立 = 米政府機関の一部閉鎖」を17年ぶりに示現してしまいました。当然、米景況感や雇用情勢に悪影響を及ぼす事象であり、ドル売りが先行していきました。「週末(4日)の米雇用統計が発表されないかも…?(米労働統計局主管のため)」といった不透明感を背景にした“ドル売り”や、「経済対策規模は事前予想通りの5兆円」「法人税減税の詳細は明らかにされず」となった安倍首相の消費税増税会見を背景にした“失望の円買い戻し”も、ドル売り・円買いを後押しした感があります。
「ほぼ織り込み済み」で下値は堅い
 もっとも「米政府機関の一部閉鎖」に関しては、昨日も記したように“ほぼ織り込まれていた感”があります。このためマーケットが慌てふためく(パニックになる)ことはなく、次第に“事実で買い戻し”が優勢となっていきました。2011年4月以来の56.2へとISM製造業景気指数が上昇したことも、ドル買い戻し・円売りを後押しする要因として機能しました。こうして上値は押さえられ続けているものの、依然として下値が堅い様相を見せています。
“短期間に留まるのか?”それとも“長期間に及ぶのか?”
 こうして迎えた本日の展開ですが、「売り方・買い方共に“仕切り直し”」といった展開が想定されるところです。

 現時点で織り込まれている「米政府機関の一部閉鎖」は、“短期間であれば大きな問題にはならない(持続的なドル売り要因にはならない)”です。このため今後は“短期間に留まるのか?”、それとも“長期間に及ぶのか?”が重要ということになり、この見方次第で方向性が変わってくることになります。
“リスク回避/選好の揺れ動き”から目を離さないように…!
 “短期間に留まる”と見ていますので、“底堅く推移”しつつ、次第に“98円後半~99円前半に凝縮する主だったテクニカルライン群に収斂していく”という展開が“基本”という見方は変わっておりません。ただし“仕切り直し”の一戦ですので、「上・下両院の協議(進捗)状況」ならびに「米政府・主要な上・下両院議員のコメント」を含めた、“リスク回避/選好の揺れ動き”から目を離さないようにしておきたいところです。特に本日は「レッタ伊首相の信任投票」等もありますので…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.037(9/27高値、20日移動平均線、大台、9/11~9/30の50%戻し)
上値4:98.888(100日移動平均線)
上値3:98.724(9/30高値、日足・一目均衡表基準線、9/11~9/30の38.2%戻し)
上値2:98.581(日足・一目均衡表転換線、9/20~9/30の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:98.428(50日移動平均線)
前営業日終値:98.001
下値1:97.970(日足・一目均衡表先行スパン上/下限、大台)
下値2:97.657(10/1安値、8/8~9/20の61.8%押し)
下値3:97.499(9/30安値、8/29安値、ピボット1stサポート)
下値4:97.060(ピボット2ndサポート、大台)
下値5:96.815(8/28安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:09 ドル円 抵抗・支持ライン追加