<私の相場観>=株式評論家 植木 靖男氏

 米国では与野党対立に収拾がつかず、ついに政府機関の閉鎖に陥ったが、これについては目先波乱含みも一過性で米国株市場への影響はそれほど大きくないとみている。カギを握るのは10月17日がデッドラインとされる、米債務上限の引き上げ問題だ。これをオバマ大統領がうまくクリアできれば、米国株市場は下落トレンドからの脱却がかなう。しかし、現時点でまだ予断は禁物だ。

 一方、日本株は米国株の影響を受けやすいとはいえ、基本的には上昇相場の踊り場にあると考えている。法人実効税率引き下げなど、アベノミクスが企業業績増額の動きと相まって再評価されるタイミングが近そうだ。

 勝率最低の9月という月を陽線で乗り切ったのは大きい。今後米国株が大きな波乱となるか、為替が1ドル=90円を目指すような円高になれば話は別だが、そうした突発的な逆風に見舞われなければトレンドは年末に向け一段と上値を慕う展開が予想される。

 日経平均は下値1万4100円程度、上値は年末までに5月の年初来高値を抜け、1万6000円台に足を踏み入れる場面が訪れるとみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)