米議会睨みの神経質な展開=外為どっとコム総研 神田卓也

97.50円を割り込み97.30円台へ続落
米本日のドル/円は、米財政問題をめぐる不透明感から日経平均が大幅に下落すると、一時97.60円台まで弱含み、欧州勢が参入する時間になると97.30円台まで続落している。
米議会の動向が焦点
今後のカギを握るのは、やはり米国議会の動向となりそうだ。
昨日の段階では、下院を通過した暫定予算案を上院とオバマ大統領がことごとく拒否するなど与野党の間に歩み寄りが見られない。
政府機関の一部閉鎖が2日目に入っており、さらに長期化するとの見方が広がれば、ドル/円に下押し圧力がかかる可能性もある。
急反発への警戒感も
一方で、米下院を支配する野党共和党は、世論の圧力が高まる中では強硬姿勢を保てないとの見方もある。与党民主党案に沿った形で急転直下の合意の可能性も残されており、その場合はドル/円の急反発が見込まれる。この点に対する警戒感から、一方的に下落する展開にもなりにくく、売り一巡後は買い戻しが強まる事も考えられる。
いずれにしても、米議会のかけ引きは部外者には見えにくく、大方の市場参加者の姿勢は様子見だろう。そうした薄商いの中で、神経質な相場展開が続きそうだ。