厳しい環境の中、NYダウは反落すると想定

2日のNY株式市場は、ダウの反落を想定
今晩のNY株式市場は昨日の反発から一転、欧米が直面している様々な問題を背景に、乱高下色の強い軟調な展開を想定している。
要因は米国の予算・財政協議の難航、米民主・共和党の政争だけではなく、欧州でもイタリアの財政問題が懸念されていることだ。
15時前に伝わっていたイタリア公的部門赤字の拡大が材料視されている上に、同国でも政局が繰り広げられている。
ルー米財務長官も米国債デフォルト回避に向けた措置を実施したと言う発言も伝わっており、事態が深刻だということを欧州市場・日経平均夜間取引が示している。

今晩は要人発言、経済指標などで注目すべき発言やイベントが20時45分以降、多彩に用意されているので緊張感高い夜になると考えている。
米労働省が発表する雇用統計は延期へ、イレギュラーな状況で発表されるADP雇用統計への注目度は非常に大きい
今晩のイベントについては、ADPから発表される雇用統計が発表予定となっている。
市場予想は+17.0万人から18.5万人を予想しており、この数値の範囲内であればマーケットはネガティブな反応を示さないだろう。
しかしながら、仮に市場予想を下回ればガバメントシャットダウンが解消されるまで、このADP統計の数値がマーケットを右往左往することとなり、つきまとうことになるだろう。
市場予想を上回ったとしても、米民主・共和党の政争が解決するまでは戻り売り程度にしかならないと考えておくことが大切だ。
米財務省が米国債デフォルト回避に向けた為替基金の再投資停止や、昨晩の金先物急落といい、今はリスクを取るのではなく、回避または最小限にしておくべきと考えている。
20時45分にECBが政策金利の発表、金融市場に緊張感漂う中、マーケットが願うのは新LTROの実施
16時半にスタートした日経平均先物は14040円まで下落。
現時点では踏み止まった感もあるが、20時45分を過ぎれば慌しさが増してくるだろう。

今晩のECB理事会で、何も対策講じることがなければ催促相場に動く可能性は高く、株価は下落しやすい状況に陥いると考えている。
期待が着実に高まっている中での発表予定と考えれば、20時45分または21時半のドラギ総裁発言でボラティリティは高まるはずだ。

また、3日4時過ぎには退任予定のバーナンキFRB議長が講演を予定、退任がほぼ既定路線だけに、この状況に何らかの踏み込んだ行動を取るのか注目される。
政府機関閉鎖でADP雇用統計の重みが増し、欧米の中銀総裁が発言を予定、ECBは政策金利の発表予定な中、結果次第では厳しい結果も覚悟しておく必要があると考えている。