<株式トピックス>=2日の日経平均株価314円安の背景

 2日の東京株式市場は、日経平均株価が終値で前日比314円安の1万4170円と、9月6日以来の1万4200円割れとなった。9月6日は、ちょうど東京五輪決定直前の時期に当たり、五輪関連株物色などで盛り上がりをみせた株価上昇分が吹き飛んだことになる。
 株価下落の背景について、市場関係者からは「1日に安倍晋三首相が来年4月からの消費税の引き上げと経済対策を正式表明したものの、これを受け“材料出尽くし”との見方が広がり下げが加速した」との解説が聞かれた。もちろんそうした要因もあるが、きょう(2日)に関しては、日経平均株価が後場から下げ足を速めたことも含めて、外国為替市場での円安・ドル高による影響が大きかったようだ。円高警戒感が一段と強まったことで、円売り・日経平均先物買いポジションの解消を迫られ、株価指数先物主導で現物市場でも下げが加速したようだ。
 その外国為替市場での円高・ドル安を進行させる要因となっているのが、暫定予算を巡る与野党の対立。一部政府機関が閉鎖に追い込まれるなど深刻化している米財政問題で、4日の9月雇用統計の発表が延期される懸念も浮上しており、米経済への先行き不透明感が強まれば、ドルが他通貨に対して売られやすい状態が続くことになる。4日に予定されている9月の雇用統計も発表が延期されるようなことになれば、益々混乱が広がりかねない状況となりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)