<マーケットアイ> 材料株に個人の買い、主力銘柄手控えで資金シフト(3)

 リョービ<5851.T>も続伸。自動車向けのダイカストを製造するが、景気回復色の強い米国向けや、主要取引先に上海GMを擁す中国向けも好調。今3月期連結経常利益は前期比61%増益の48億円に増額しているが、「まだ保守的で一段の増額が有望視される」(証券系調査機関)との見方が買いを誘っているようだ。

 さらに、ハイブリッド・サービス<2743.T>も動意含みとなってきた。前週出来高急増でストップ高を演じ、市場の一部で特定資金介入がハヤされた。オフィス用トナー販売を主力としているが、太陽光発電への展開で材料性を内包。直近は大株主の異動で玉関係に伴う思惑も底流している。同社は福島県郡山市で50メガワットのメガソーラー発電所を建設する方針にあり、既に用地を確保している。これを契機にメガソーラー発電への本格事業展開を図る構えにあり、株高材料として意識されているようだ。

 また、音通<7647.T>も動意含み。株価は50円未満で超低位に位置するが、低位材料株の循環物色が続く中で「価格帯がより低位の銘柄に視野が広がっている」(証券関係者)という指摘があり、そのなか同社株にも短期筋の視線が向いているもようだ。同社は100円ショップ運営を柱としており、現在積極的な出店計画を進めている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)