<マーケットアイ> 材料株に個人の買い、主力銘柄手控えで資金シフト(2)

 したがって、東京五輪関連銘柄への物色が一服状態となった後も、日本冶金工業<5480.T>、ラサ工業<4022.T>、日本コンベヤ<6375.T>、大豊建設<1822.T>、NSユナイテッド海運<9110.T>など材料系の一連の銘柄群が急騰を演じた。

 さらに直近では、一部市場関係者のあいだで「有力特定筋の介入観測」が取りざたされた釣り具やゴルフ用品を手掛けるグローブライド<7990.T>が1日の市場で大商いを伴い急騰を演じたのをはじめ、本紙9月25日付号1~2面企画「低位株に針路をとれ」で紹介したコンビニエンスストア大手のシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687.T>、東京電力の福島第一原発により放出された放射性物質を土壌から除染する事業に進出している北川鉄工所<6317.T>の両銘柄が、2日の全般軟調地合いの中にあっても異彩の強さをみせた。

 2日には、アキレス<5142.T>が商い急増で連日の大幅高となった。同社は運動靴大手で、東京五輪関連の切り口が人気化の背景。同社が手掛ける運動靴「瞬足」は今年発売10周年を迎えるが、2020年の東京五輪開催決定に伴い、スポーツ熱の高まりが今後一段と需要を牽引する可能性が出てきた。今3月期営業利益は前期比18%増の22億円を見込み、PBRが0.8倍前後と割安水準にある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)