外為サマリー:1ドル97円30銭前後で一進一退、米政局の膠着化に焦燥感も

 3日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=97円35~36銭近辺と前日午後5時時点に比べ1銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=132円22~26銭と同52銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は、97円30銭前後で一進一退。米議会の与野党対立は妥協点が見いだされない状況が続いており、市場には焦燥感も漂い始めている。2日のニューヨーク市場で金相場は上昇。金がドルからの逃避先の受け皿となるとの見方が再度、強まった。米・9月ADP雇用統計は16.6万人増と市場予想(18万人増)を下回ったことも円買い・ドル売り要因となった。97円台前半での攻防となっているが、週末4日に予定されていた米雇用統計の発表が延期され、米経済への影響が深刻化する状態となればドル売りが一段と膨らむ懸念も出ている。
 ユーロは、1ユーロ=1.3582~83ドルと同 0.0055ドルのユーロ高・ドル安で推移している。2日のECB理事会で政策金利は0.5%で据え置かれ、ドラギ総裁からはユーロ高を牽制する発言がなかったことから、ユーロ買いが優勢。ニューヨーク市場では一時、1.36ドル台と2月上旬以来、約8カ月ぶりのユーロ高水準を記録している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)