ソフトバンクが3連騰で新値街道快走、時価総額で三菱UFJ上回る 

 ソフトバンク<9984.T>は朝安から切り返し3連騰で新値街道を走る展開となっている。現在の人気を裏付けるように売買代金は3日続けて東証1部で断トツの状況となっており、市場の耳目を驚かせている。ドコモの「iPhone5s」での販売参入は、ソフトバンクにとって契約者数の流出懸念につながるが、「実際のこれまでの販売状況をみるとソフトバンクがリードしており、現在はその影響は限定的との見方が支配的」(国内ネット証券大手)となっている。これが、カラ売り筋の踏み上げを誘発し、株価上昇を助長する背景となっているようだ。
 今年6月には米携帯電話大手スプリント・ネクステルとスプリントの高速無線通信子会社であるクリアワイヤの買収に成功、米国という巨大マーケットでの業容拡大に向けての布石も整った。これが株価上昇の新たな推進エンジンとなっている。また、かねてからソフトバンクが出資する中国EC最大手アリババ集団の上場観測も刺激材料となっているが、目先大きな動きはないものの「遅かれ早かれ香港かニューヨーク、場合によっては重複上場の可能性も含めて動きが出てくる」(国内ネット証券大手)との読みも人気に反映されている。
 株価は株式分割後修正値でITバブル後期の2000年5月以来、約13年半ぶりの高値水準に歩を進めている。この驚異的な株価復元力を象徴するように時価総額は8兆8000億円台を突破し、足もと三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>を抜き、上場企業の時価総額で同社が仰ぎ見るのはトヨタ自動車<7203.T>1社のみとなっている。

ソフトバンクの株価は14時1分現在7430円(△190円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)