外為サマリー:1ドル97円10銭前後へ円高進む、米政局混迷の長期化を懸念

 4日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=97円10~11銭近辺と前日午後5時時点に比べ74銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=132円33~37銭と同83銭の円高・ユー安で推移している。
 円相場は、97円10銭前後へ円高が進行。米議会の与野党対立は妥協点が見いだされない状況で、当初市場に流れていた楽観論は急速に後退しつつある。オバマ大統領は6日から9日にかけAPEC参加などでインドネシアを訪問し米国を離れる予定。このため、「早期の決着がつかなければ、少なくとも10日ごろまで現在の混迷状態が続く可能性も」(市場関係者)という見方が出始めている。債務上限の引き上げ期限も17日に迫っており状況は深刻化しつつある。この日、予定されていた米・9月雇用統計の発表も延期されることとなり、米連邦準備制度理事会(FRB)による10月の量的緩和の縮小開始の論議にも影響し始めた。米国の「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数は3日、前日比1.07上昇の17.67を記録した。「水準自体はまだ低いが、今後も政局混迷が続けば一気に急騰する可能性もある」(アナリスト)という。
 ユーロは、1ユーロ=1.3626~27ドルと同 0.0019ドルのユーロ高・ドル安。米国の政局混迷でユーロは対ドルで堅調に推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)