違和感継続…、週末のポジション調整に注意!?

短期筋の買い戻しで一時値を戻す - ドル円
※ご注意:予想期間は10月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 97円前半には分厚いドル買いオーダーが積み上がっていますが、昨日はその一つである“公的年金絡み”がドル円を一時押し上げました。国内信託銀行ネームのオーダーは「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)か?」との思惑を台頭させ、下値を窺っていた短期筋に買い戻しを促したからです。また中国非製造業PMIが好内容となったこともこうした動きを後押しし、一時97.869円まで値を戻しています。
しかし再び下値を窺う展開に…
 もっともこうした動きは、東京タイムのみに留まりました。欧州タイム以降は再び上値の重い動きを強いられるなど、再び下値を窺う展開でした。米政府機関の閉鎖は3日目を迎えるなど解決の糸口は未だ見えず、またISM非製造業景気指数が54.4へと急落(前回は58.6)したことも、リスク回避姿勢に油を注ぎました。こうして米長期金利が2.6%を割り込むと共に、NYタイム中盤には97円ラインを一時割り込むに到りました。もっとも97円ラインを割り込んでも下落は加速せず、滞空時間はわずかに30分程度で切り返すなど“下げ相場らしからぬ下落”という違和感も続いています。
目先はやや下方向優勢…?
 こうした中で本日は、予定されていた米雇用統計が「正式に延期」と発表されました。このためこれを控えた様子見ムードはないと考えられ、「(実質的な)5・10日を背景にした“国内輸入筋のドル買い”」 VS 「NYダウの15000ドル割れを背景にした日経平均下落等による“リスク回避の円買い”」が、東京タイムのテーマになると見られるところです。“日銀金融政策決定会合がハト派寄りになる”との見方が一部で警戒されているだけに、目先はやや下方向優勢の可能性が指摘されるところです。
“97円ラインを巡る攻防”と“米政府機関の一部閉鎖を巡るリスク回避/選好の思惑”
 ただし97円を昨日割り込んだにもかかわらず、下落は加速しないという“下げ相場らしからぬ下落”は続いています。これには“97円前半に展開するドル買いオーダー”が影響している見られますので、その後は“同ラインを巡る攻防”、そして昨日までと同様の“米政府機関の一部閉鎖を巡るリスク回避/選好の思惑”ということになりそうです。
逆に利益確定のドル買い戻しを警戒か…?
 もっとも本日は週末です。それも米雇用統計というビッグイベントがなくなった(延期された)、週末に当ります。このため時間の経過と共に積極的なポジション形成は見送られる可能性が高く、逆に利益確定のドル買い戻しが入ってくるとも見られます。

 現在の材料のみで“底打ち・急反発”を期待するのは少々酷かもしれませんが、下値追いに関しても“新たなリスク回避要因が必要”と見ておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:98.357(50日移動平均線、9/11~10/3の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:98.082(10/2高値)
上値3:97.931(日足・一目均衡表先行スパン下限、10/3高値)
上値2:97.789(ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.510(10/3の61.8%戻し)
前営業日終値:97.278
下値1:97.000(大台)
下値2:96.928(10/3安値、8/8~9/11の76.4%押し)
下値3:96.815(8/28安値、ピボット1stサポート)
下値4:96.613(200日移動平均線、9/18~9/20の161.8%押し)
下値5:96.417(ピボット2ndサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:13 ドル円 抵抗・支持ライン追加