<私の相場観>=光世証券・執行役員 西川 雅博氏

 米国の予算を巡る与野党対立が深刻化、日本株も調整色を強めている。ただ、中長期の上昇トレンドは変わらず、足もとの下落局面は押し目買いの好機と見る。

 日経平均1万4000円は、8月26日の安値から9月27日の高値までの上昇幅1600円のほぼ半値押しで、五輪開催決定前の水準である。騰落レシオなど9月末に一部見られた短期の過熱指標も一気に解消した。1万4000円割れはやや売られ過ぎだろう。26週移動平均も1万3970円(10月4日現在)にあり、サポートラインとして意識される。

 米国政府機関閉鎖の問題は、債務上限引き上げの期限が迫るなか、早晩、妥協点を探る動きも出てくるのではないか。為替の動きにも注意が必要だが、多少ドル売りの圧力が強まったとはいえ、今のところ混乱に繋がるような過剰な反応も見られない。この問題が解消すれば、市場の注目は再び明るい見通しの国内要因に向かう。とりわけ、今月後半以降に予定されている企業決算発表へ関心が移り、業績相場の色彩を強めると予想する。日経平均は再度1万5000円台を目指す動きへ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)