200日移動平均のサポート=外為どっとコム総研 神田卓也

200日移動平均のサポート
ドル/円は昨日の海外市場で一時96円台を示現するなど軟調に推移している。米議会の予算協議が難航しているため、政府機関の一部閉鎖が長期化して米国経済の下押し圧力となる可能性があり、FRBが量的緩和の縮小を開始する時期も後ずれするとの見方がドルを押し下げている。

こうした中、ドル/円は本日時点で200日移動平均線まであと40-50銭程度に迫っているが、同線は昨年11月(当時の野田首相が衆院解散を口にした14日)に上抜けて以降は一度も下抜ける事がなかっただけに、アベノミクス相場にとっての重要なサポートラインと考えられる。

これだけ重要なサポートラインである以上、目先的にはドル/円の下値を支える可能性が高いものの、最終的に攻防のカギを握るのは、やはり米財政問題の趨勢だろう。現段階では、予算協議の難航が債務上限引き上げを阻み、米国が債務不履行に陥るという最悪のシナリオを辿る可能性は極めて低いと見られているが、協議が長引けば今後そうした不安が徐々に広がる事も考えられる。

中長期的なドル高・円安トレンドが継続するか否かを見極めるためにも、本日から週末にかけての米議会の動向を注視しておきたい。