来週の為替相場見通し=米政局次第でリスクオフに

 来週の東京外国為替市場の円相場は、米国の政局動向に左右されそうだ。状況が緊迫すればリスクオフで、一段の円高・ドル安も予想される。想定レンジは1ドル=96円00~98円80銭、1ユーロ=131円00~133円80銭。この週は米国で予算交渉が決裂し政府機関が一部閉鎖に追い込まれた。当初は早晩、妥協に行き着くと楽観論が多かったが、時間がたつにつれ市場には焦燥感が漂い始めている。新年度予算に加え、債務上限の引き上げ問題は切羽詰っており17日が最終期限とされる。来週にかけ米政局に進展が見えなければ、米国発の株安・ドル安も起こり得る状況にある。債券も来週の米国3年債、同30年債の入札が注目されている。米国の民主党と共和党の亀裂は大きいだけに、膠着状態が続き一段の円高・ドル安もあり得そうだが、市場の動揺は政治への圧力になるだけに、マーケットが本格的な混乱にまで陥らない前に手が打たれるとの見方は多い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)