<株式トピックス>=円高・ドル安は業績見通しを鈍らせる黄信号に

 4日の東京株式市場は朝方から売り優勢で、日経平均株価は一時、9月6日以来約1カ月ぶりに1万4000円台を割り込む場面もあった。後場下げ幅を縮小する時間帯はあったものの、終始マイナス圏で推移し、大引けにかけて売り直され日経平均株価終値は、前日比132円安の1万4024円と3日続落した。
 4日の東京市場は、前日の米株市場でNYダウ平均株価が大幅続落となったことや、為替が海外で1ドル=96円台まで円が買われたこともあって、リスク回避ムードが強まった。米国では米政府機関の一部閉鎖が長引き、経済への影響が懸念されている。日本時間4日夜に発表が予定されていた米9月の雇用統計が政府機関の一部閉鎖で延期される事態となるなど、日程面での不透明感も投資家の不安を増幅させているようだ。
 14年3月期決算企業の9月中間期決算の発表を今月下旬に控えて、それに先行するかたちで、そろそろ通期業績の修正発表がスタートするが、この時期に極端に円高・ドル安が進行することは、業績上方修正どころか、主力輸出企業の業績不透明感につながりかねない。東京外為市場でも、4日午後3時過ぎに一時、1ドル=96円台後半まで円が上昇する場面があった。主力輸出企業の想定為替レートである1ドル=93~95円に急接近しており、これ以上の円高・ドル安は業績面で明確な黄信号となりそうだ。
 来週明け7日の東京株式市場は、今後の外国為替市場での円相場の動向に大きく左右されるが、朝方は売り優勢で再び1万4000円を割り込んでのスタートとなりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)