【米ドル】 米予算協議の難航で、ドル/円はじり安傾向を維持

日本銀行は動かず、米主導の展開が続く
米ドル/円相場は、1ドル=97円台前半まで軟化する展開になっている。引き続き米暫定予算を巡る協議の難航が嫌気され、ドル高・円安傾向が維持されている。特にパニック的なドル売り圧力こそ見られないが、米政府のデフォルトリスクが払拭できない中、ドル/円相場はじり安傾向が続いている。

米議会における予算協議には、特に目立った進展は見られない。オバマ大統領は条件闘争は行わない基本方針を堅持する一方、議会では共和党が医療改革法や債務上限などで譲歩を引き出すための条件闘争を繰り返しており、未だ決着点が見当たらない状況になっている。このまま暫定予算協議がまとまらないと、連邦債務の法定上限に到達することで、米政府のデフォルトといった最悪の事態も想定しておく必要がある。ただ、マーケットでは最終的には議会が暫定予算で合意に達することは可能との楽観的な見方が優勢なため、本格的にドルを売り込むような動きまでは見られない。ドルのじり安傾向が続いているが、パニック色もない状況が続いている。当然に米政府がデフォルトに陥れば、ドルは急落する可能性が高いものの、リスクシナリオの一つとの理解で十分だろう。ドルの押し目に留まる可能性が高い。

日本銀行は10月3日の政策会合で現行政策の変更を見送るなど、円サイドには特に目立った動きは見られない。当面は米政府発表の経済統計発表も見送られる中、米予算協議の進展状況に一喜一憂する展開が続くことになる。今週の議会動向によっては短期のドル相場のトレンドが決定しかねない状況にあることには注意が必要。米政府のデフォルト回避を前提にドル/円相場の強気スタンスを維持するも、突発的なドル安リスクの存在は認識しておきたい。

テクニカルでは、一目均衡表の雲を下抜き、抵抗線は98.03円。サイコロジカルは、前週の3勝9敗から4勝8負に。14日RSIは39.63。

今後1週間の予想レンジは、96.00~98.50円。

注目イベント。
【 米国 】
10/7(月)9月雇用統計
10/8(火)8月貿易収支
10/9(水)8月卸売在庫
10/9(水)FOMC議事録
10/10(木)新規失業保険申請件数
10/10(木)9月輸入物価指数
10/11(金)9月生産者物価指数
10/11(金)9月小売売上高

【 日本 】
10/7(月)8月景気動向指数
10/8(火)8月国際収支
10/9(水)日銀金融政策決定会合・議事録
10/10(木)8月第三次産業活動指数
10/10(木)8月機械受注
10/10(木)9月消費者信頼感指数
10/11(金)9月国内企業物価指数