<私の相場観>=カブドットコム証券・チーフストラテジスト 河合 達憲氏

 米国では、暫定予算が不成立のまま新会計年度を迎え、政府連邦機関が一部閉鎖されるなど、財政問題が深刻化している。また、米連邦債務の上限引き上げ問題も不透明感を増している。17日までに、与野党が債務上限引き上げに合意しないとデフォルトに陥る恐れがある。

 当面は米株安、ドル安、長期金利低下の傾向が強まりそうだ。連動して東京株式市場も下値模索が続きそうで、下値メドは日経平均株価1万3700円水準で、9月中間決算の発表をきっかけに反転上昇に転じ、年内に1万6000円を目指す展開を予想している。

 物色は一巡感の出ている東京五輪関連の再物色、ノーベル賞発表シーズンでバイオ関連、リニア新幹線関連などに集まりそうだ。個別銘柄では、東京五輪関連の大手ゼネコン、戸田建設<1860.T>、東急建設<1720.T>。バイオ関連では、「オートファジー(自食作用)」研究に貢献するコスモ・バイオ<3386.T>、医学生物学研究所<4557.T>。リニア関連では日本車両製造<7102.T>、川崎重工業<7012.T>、古河電気工業<5801.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)