<日経平均1万4000円割れ、相場変調をどう見る> 東洋証券・ストラテジスト 大塚竜太氏 

 全体相場は5日・25日移動平均線がデッドクロスを示現、週足ベースでも26週移動平均線を下回る水準まで調整を入れており、目先下値リスクが強まっている。下げの背景は米債務問題が口実にされてはいるが、それだけではない。やはり相場の変調は消費税の引き上げ決定が影響している部分が大きいと思われる。今回、消費増税を先延ばしにするのは外国人の売りを誘うという見方もあったが、本音では外国人投資家も先延ばしする方向を期待していたと思う。何よりもデフレ脱却を第一義とする安倍政権のもとで、これに逆行する動きに相違ないからだ。しばらくは底を探る展開で日経平均の下値は1万3500円どころとみている。米政府機関閉鎖が解消すれば、いったんリバウンドに向かうが、当面は売り物をこなす地合いといえる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)