積極的な買いは期待薄=外為どっとコム総研 神田卓也

97.00円前後では下げ渋る
東京市場のドル/円は、前週末に米財政協議に進展が見られなかった事からドル売りが先行。小高く始まった日経平均株価が下落に転じ、さらに下げ幅を拡大すると97.00円台へ軟化したが、この水準では本邦実需筋のドル買いも見られたため下げ渋った。

ショートカバー主導の反発もゼロではないが・・・
米議会における財政協議については、債務上限引き上げの期限とされる17日までには、何らかの決着が着くとの見方が一般的であり、今のところ著しくリスク要因視する向きは少ない。このため、本日の段階でドル/円が急落するイメージは描きにくく、ショートカバー(買戻し)が入れば97円台半ばまで反発する可能性もないとは言えない。
下値リスクがくすぶる
ただ、最悪の場合には米国の債務不履行につながる政治の混迷に際して、市場が取り得る行動は「リスク回避」か「様子見」のいずれかだろう。予算協議に進展が見られない限り、積極的にドル買い・円売りを進める向きはごく限られる公算であり、ドル/円には下値リスクが付きまとうと考えられる。