日経平均は、けっきょく14000円割れ

9月6日、東京オリンピック開催決定前日の終わり値を割り込む
後場は、当初前場の安値近辺で推移。一時、日中安値13848円をつけています。
その後14時ごろから若干切り返し気味となりますが、それも続きません。
後場後半にショートカバーが起こるかどうかが、わずかな期待でしたが、これもありませんでした。
物色は、けっきょく主力級では、ソフトバンクに資金が集中した格好になります。
直接的には、DOCOMOに対する優位性が改めて確認された報道がきっかけのようです。
DOCOMOは、9月iPhone発売でも純減という事実に、資金がソフトバンクに流れたということでなのでしょう。
このソフトバンクで多少とも指数は支えられたものの、大引け前には本日の日中の最安値である13841円を叩きました。大引けは、13853円でした。

象徴的なことは、9月6日の終わり値13860円を割ったことで、東京オリンピック開催決定の直前の終わり値を割ったということになり、9月相場の原動力だったオリンピックという材料による相場は、「無かった」のと同じ結果になりました。
先週末から、オバマ米大統領のアジア歴訪中止となったため、週末から週初にかけて事態が進展するのではないかといった期待もありましたが、けっきょく具体的な成果が無かったわけで、本日東京市場では時間の経過とともに、この不気味な状況にポジションを整理する動きがやや強まったということでしょう。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月4日⇒10月7日)は上昇銘柄群が、27.7⇒21.0%。下落銘柄群が72.3⇒79.0%。
6色帯は、先週末に「赤(上昇の崩れ)」となりましたが、本日は一段と悪化して、「青(下降の入り口)」となっています。
日経平均現物・先物・ドル円は、「先読み」「未来の窓」がいずれも、ほぼオールブルーで下降トレンドが持続。
やや、途中でピンクがちらつくなど、若干まだら模様ですが、趨勢は下降トレンドと言っていいでしょう。
本日は、先述通りなんといっても9月6日という、東京オリンピック開催決定直前の終わり値水準(13860円)を大引けで割り込んだ(13841円)という事実が、大引け前15分で一気に地合の悪化を加速させる結果となったと言えるでしょう。
今週から来週のポイント
日々のニュースはともかく、今週から来週にかけてなにより重要なポイントは、米財政協議の趨勢であることに変わりがありません。
けっきょくシナリオは二つです。
財政協議の妥結は、急転直下で発生するでしょうから、慎重なスタンスは良いとしても、機動的に投資再開に動けるようにしておかなければなりません。
むしろ問題は、今週妥結せずにもつれ込むというケースです。
もし今週中に妥結できなければ、米格付け機関による米国債の格下げが行われる公算が一気に高まります。
週明けにはにわかに不安や恐怖が増幅してしまい、金融市場は想像以上に混乱するリスクが出てきます。
ドル円と日経平均
今のところは、まだドル円が97円台すれすれで維持されていますが、上記のような最悪のケースが発生した場合(つまり、誰も「ありえない」とタカをくくっている米国債デフォルト発生)、ドル円は95円が通過点で、92-3円まで突っ込む可能性があります。

日経平均は、このドル急落がまだ無いにもかかわらず、テクニカル上の目処である13700円に近づいているくらいですから、ドル急落が起これば、13700円すら維持できるかどうか、保証の限りではないでしょう。

ポジション管理
このため、含み損の銘柄などを切ることで、キャッシュ比率を十分に取っておく必要があると考えます。
かといってオールキャッシュは、急転直下、妥結という線はなんといっても生きているわけですから、これも危険です。
強い銘柄(含み益のある銘柄)に固めて、キャッシュを維持しながら、個別のゲリラ戦で日々の売買を消化していくということが一番現実的でしょう。

現在米国のグローベックス先物は、ダウ工業株指数が79ドル安の気配(13時)。
→82ドル安の気配(15時30分)と、やや気配切り下げ気味。