<話題の焦点>=東京・多摩に国際空港案、横田基地、軍民共用化は地元企業変貌の好機

 東京五輪開催が決まり外国から訪日客増加が見込まれるなか、羽田空港の滑走路増設が検討課題となっている。猪瀬直樹東京都知事はテレビ番組で、これについて時間がないことと、資金の面からも福生市周辺に広がる米軍横田基地を軍民共用化し国際空港にすることを提案している。

 福生市は東京の西部、多摩地域に位置しており、周辺には立川市、八王子市、多摩市といった商業地域とベッドタウンが広がる。仮に、米軍横田基地の軍民共用化が実現すれば、周辺地域は国際空港のお膝元として変貌する可能性も秘めており、地元企業にはビジネスチャンスが広がる。

 まず注目されるのが、既に急動意している昭和飛行機工業<7404.T>。横田基地近くに膨大な所有地が広がり、国際空港開設となればその恩恵は大きい。

 さらに、海外からの訪日客を迎えるにあたりミシュランガイドで三ツ星を獲得した高尾山(八王子市)はこの上ない観光地だ。と、すれば同市に本社を構え和食レストランを展開する、うかい<7621.T>も見逃せない。レジャーの視点からみると、多摩市にはサンリオ<8136.T>のサンリオピューロランドがあり、もともとアジアからの観光客が多いだけに、さらなる利便性を売りに攻勢をかけそうだ。

 ほか、関連銘柄としては日野市の日野自動車<7205.T>、八王子の環境管理センター<4657.T>にも注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)