外為サマリー:1ドル97円10銭前後の円安、G20に向け状況改善の期待も

 8日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=97円10~11銭近辺と前日午後5時時点に比べ19銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=131円70~74銭と同10銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は、97円10銭前後の円安に転換した。米財政問題の状況改善に向けた期待は市場に強く「米民主党が連邦債務の上限を無条件で引き上げる法案を週内にも上院で採決する方向で調整に入った」との報道も流れた。ただ、共和党が多数派の下院での動向にはなお不透明感が強く、状況が大きく前進するとの見通しは立っていない。
 今週10日からの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開かれ、同会議で米国国債の大口保有者である中国などが米国の姿勢に批判的な姿勢を示すとの見方は強い。それだけに「G20までに状況の改善を図るのでは」(市場関係者)との期待は強いが、依然、先行き不透明の状態は続いている。
 ユーロは、1ユーロ=1.3563~64ドルと同 0.0016ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)