引けにかけて解決期待が後退し、マイナス圏での終了を想定

8日のNY株式市場は、序盤こそ財政問題の解決期待が先行するも、引けにかけてマイナス圏で終了すると想定
今晩のNY株式市場は、引き続き自国の財政協議難航を嫌気した売りに押されやすい地合いになると考えている。
オバマ大統領の姿勢軟化、FDAの閉鎖解除など機能正常化への兆しは見せつつあるが、やはり簡単に拳を下ろすことは容易でなく、米政府に何も動きはないだろう。
結果的に外圧で動くほかにヤマを動かせるとは思えず、まずはG20で必然的に上がる米財政問題についての協議が一発目の勝負となるはずだ。
それまで催促と言うよりは、解決に動かなければマーケットに未来はないと想像させる様なネガティブな展開を想定しておくことが肝心だ。
今晩は欧州でドイツ製造業受注、米国では景気指数などの民間発表分が経済指標を発表へ
今晩のイベントについては、19時のドイツ製造業受注やIMFによる世界経済見通しがマーケットの手掛かり材料となるだろう。
米ドル同様にユーロ通貨も対主要通貨で軟調に推移しており、逃避的なユーロ買いも指摘される中、結果次第では130円台までユーロが下落するかもしれない。
米国では貿易収支とJOLT発表の雇用指標が政府機関閉鎖の影響で延期となり、IBDが発表する景気指数などが発表される予定だ。
景気指数の結果は株価指数先物に影響を与えることもあるが、やはり19時以降の米国時間から伝わるニュースなどが重要、ポジティブイコールリスク選好に傾くことはないと考えている。
ドイツ連銀総裁や米地区連銀総裁の発言が予定、タカ派寄りの連銀総裁よりもG20と米国意識したドイツ連銀総裁に注目
16時半にスタートした日経平均先物は日中比で小幅反落、特に手掛かりとなる材料もなく小口売りに押されている印象が強い。
要人発言については、ドイツ連銀総裁発言の中身が大きなポイントになる。
ここでG20の開催に向け米国政府にプレッシャーを与える発言が聞かれるかどうか?
仮に10-11日ワシントンでのG20の討議内容や、財政問題に言及した発言が出てくれば、今回のG20が分岐点なりヤマが動く可能性もある。
しかしながら、今晩の動向について言えるのは引けにかけて期待が懸念に後退し、引けにアルミ大手のアルコア決算が控えている以上は、プラス圏で終了することは期待だけに終わりそうだ。
ただし、ナスダックに関してはツイッターに絡んだ話題や、昨晩の米Appleのような投資判断引き上げ、ブラックベリー巡る争奪戦などの話題が豊富でハイテクの締まった展開は期待できるだろう。