本日は“ポジション調整の上値模索”がやや優勢…?

米議会に進展ナシも、“下攻め”見られず
※ご注意:予想期間は10月10日と表示されていますが、本日(9日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “暫定予算”ならびに“債務上限引き上げ問題”を巡る米議会の攻防は昨日も解消される兆しが見られませんでしたが、珍しく?“ドル円の下攻め”も見られませんでした。

 テクニカル的な“売りシグナル目白押し”の影響にて早朝のオセアニアタイムに96.556円まで一段安を見せた前日のドル円でしたが、その後は一時97円前半まで上昇するなど底堅い動きを見せたからです。休場明けの上海株式堅調がアジア株式ひいてはその後の欧州株式の底堅さへとつながったからですが、ポジション調整にて米10年債利回りが2.65%台へと上昇したことも、こうした動きを後押ししたと見られるところです。
しかし追随買いも見られず、揉み合いに終始
 もっとも米短期金融市場は“デフォルト(債務不履行)のリスク”を織り込み始めており、1ヶ月物の国債利回りは0.16%台から0.35%台への跳ね上がっているなど、懸念が払拭されたわけではありません。このためそこからさらに上値を探ろうといった追随買いは見られず、その後は97円ラインを挟んだ揉み合いに終始しました。
下方向への“過熱感”は幾分減退中
 こうして向かえた本日ですが、基本的には「“暫定予算”ならびに“債務上限引き上げ問題”を巡る米議会の攻防の行方(思惑)」、テクニカル的には「200日移動平均線(本日は96.76円)」が意識される展開が継続すると見られるところです。しかしながら昨日指摘した“過熱感”が幾分減退している中で「“下げ相場らしからぬ下落”という“違和感”」を重ね合わせると、本日に関しては「“ストップロスを狙う下値追い”よりも“ポジション調整の上値模索”がやや優勢」といった展開が期待されるところです。
現在の材料だけで“大きく跳ねる可能性”はゼロに近いが…
 もちろん米財政問題を巡る対立が解決しない限り、ドル売りが意識される流れは不変でしょう。このため現在の材料では“大きく跳ねる可能性”は限りなくゼロに近いといわざるを得ませんが、昨日よりも“下落は加速しない”の度合いが増したのではないかと考えています。ただしテクニカルに逆らう状況は変わっていませんので、「リスク管理はタイトに」はそのままですが…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:97.797(日足・一目均衡表転換線、9/20~10/8の38.2%戻し)
上値4:97.575(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.327(10/7高値)
上値2:97.245(10/8高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.000(大台)
前営業日終値:96.858
下値1:96.768(200日移動平均線)
下値2:96.556(10/8安値、9/18~9/20の161.8%押し、ピボット1stサポート)
下値3:96.197(ピボット2ndサポート)
下値4:96.000(大台)
下値5:95.803(8/8安値、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:41 ドル円 抵抗・支持ライン追加