<動意株・9日>(大引け)=アルバック、渋谷工、クリエイトSなど

 アルバック<6728.T>=後場急伸。この日午後、子会社のアルバック機工(宮崎県西都市)が薬事法の「医療機器製造業許可」を取得したと発表したことを好感した買いが入った。これまでにも吸引器や滅菌器、酸素濃縮器などの用途で医療用の小型真空ポンプを提供してきたが、今後は最終製品も製造できるようになるとしており、今後の業績への寄与が期待されている。

 渋谷工業<6340.T>=急反発。同社は本拠を置く金沢で、製造ラインを新設して細胞培養機器の量産を図るなど再生医療関連の一角として人気化、理化学研究所発ベンチャーのヘリオス(旧日本網膜研究所)、ニコンとともに17年度をメドに「細胞シート」の量産装置を開発する動きなども報じられ、8月初旬から急速に株価の居どころを変えた。8月22日に高値2980円まで買われた後は調整局面に移行したが、時価は初動から高値までの上げ幅の2分の1押し水準である1900円近辺を下回ったところで切り返しに転じている。

 クリエイトSDホールディングス<3148.T>=続伸。8日引け後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が売上高483億4800万円(前年同期比5.5%増)、経常利益28億9600万円(同13.2%増)と2ケタ増益となったことを好感した買いが入っている。ドラッグストアや調剤薬局の新規出店が寄与。また、デイサービスの新規開設も貢献した。

 デイ・シイ<5234.T>=続急騰、東証1部の値上がり率上位。今4~6月期の営業利益は前年同期比2.7倍の6億1200万円と急拡大したが、既に第1四半期で進捗率は43.7%に達し、中間期決算発表では14年3月期通期の営業利益14億円予想は増額される可能性がある。同社は筆頭株主の太平洋セメにセメント販売を委託する会社であり、8日に太平洋セメが4~9月期業績を純利益ベースで前年同期比17倍と過去ピーク更新へ上方修正したことから、これも株価を大きく刺激している。

 NSユナイテッド海運<9110.T>=急伸。中国景気や欧州景気減速懸念が後退していることで、ばら積み船市況の総合的値動きを示すバルチック海運指数は上値追い歩調を強めている。同社の今3月期営業利益は前期比4.7倍の55億円を見込むが同時に復配の可能性が濃厚。不採算船の解約など合理化効果が後押しして来期も連続増益が視野にあり、株価水準訂正妙味が膨らんでいる。

 MCJ<6670.T>=ストップ高。8日に大株主のレノ(東京都港区)から、同社株式の大規模買付行為に関する「意向表明書」を受領したと発表しており、需給思惑が働いているようだ。「意向表明書」によると、株式保有比率または議決権割合が20%以上となる買いつけを行う意思があるとしているほか、買い付けの目的が純投資であり、中長期的な企業価値の向上に伴う値上がり益を目的としていること、さらに現経営陣に会社運営を託し、友好的な関係を維持する方針であることなどが記されているとしている。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)