財政問題の解決見ない限り、NYダウは続落すると想定

9日のNY株式市場は、デットシーリング解決見通しが立たない限り、引き続き続落すると想定している
今晩のNY株式市場は、次期FRB議長にイエレン氏が指名されることを受けて、反発する地合いが優勢となっているようだ。
8日引け後に発表されたアルコアの決算結果も市場予想を上回ったことで、景気敏感株に買い戻しが入りやすい地合い、雰囲気は悪くない。
しかしながら、一部に債務上限引き上げ問題に見通しが立ったことが伝わっており、その期待値が高いことも事実。あえてその反動が大きいと想定しておきたい。
あらためて、自国の財政協議難航を嫌気した売りに最終的には押されるが、私なりの結論だ。
ただし、ここまでの流れと違って、G20を前に債務上限引き上げ問題のみが解決する可能性は今週の中で最も高く、G20を翌日に控えているだけになおさらだ。
今晩は欧州でドイツ鉱工業生産、米国では原油在庫統計、住宅ローン借り換え申請指数が発表予定
今晩のイベントについては、19時のドイツ鉱工業生産の結果が重要で、昨日同様に市場予想を下回ればユーロ円の130円台もあるだろう。
言わば、ユーロ経済の伸び悩みをここに来て指摘される可能性が高く、民間ベースでの伸び鈍化が顕著になれば10月危機は一段と強まりやすい。
米国では卸売在庫と卸売売上高の発表が延期、季節的に材料視され辛い指標が予定されているだけで、特に手掛かり材料視されないだろう。
ただし、クッシング地区の需給がタイトと出てくれば、政府機関閉鎖の影響を指摘する声も高まるので、23時半以降は材料視される可能性も想定しておくことが大切だ。
要人発言ではオバマ大統領とベイナー議長からの発言、10日3時にはFOMC議事録が公表予定
16時半にスタートした日経平均先物は日中比で小幅反落、欧米発の新規材料待ちという色が濃く反映されている。
シカゴ連銀総裁やECB理事などの発言が予定されているが、やはり株価動向を左右するのはオバマ・ベイナーの両氏から何か出てくるのかがポイント。
明日のG20を前にしても、解決の糸口が見えなくなってしまっては世界的な信用も失墜し易く、あらためて政局混乱をマーケットは嫌うだろう。
FOMC議事録はどれだけのタカ派が存在しているのかがポイント、次期総裁が任命される時期だけに、為替の変動要因が大きくなるのではと考えている。
デットシーリングに解決の芽が芽生えない限りマーケットは尻すぼみし続ける。ただし決着を見るなら、G20前の今日しかない。